第168回天皇賞

世界一の豪脚

令和初の天覧競馬として開催された。前年の天皇賞・秋から無傷のGI4連勝中のイクイノックスが圧倒的1番人気。イクイノックスの威光を恐れ出走馬はっ11頭と少数。ダービーでイクイノックスに勝った実績のあるドウデュースが2番人気に支持された。ハイペースの3番手に位置したイクイノックスは直線でルメール騎手に促されると、一気に加速し、他馬に影も踏ませなかった。後方待機の末脚に賭けたジャスティンパレスとプログノーシスが追いすがったが2馬身半尻目にゴール。勝ち時計は1分55秒2の驚異的なレコードだった。ドウデュースは手替わりもあって見せ場なく7着に敗れた。