1990年代後半になると、中央競馬・地方競馬相互間の交流が飛躍的に拡大し、ダート競馬の面白さがファンの間で注目を集めることになった。そこで2000年、東京競馬場2100mを舞台に『ジャパンカップダート』が我が国初のダート国際競走として新設された。施行時期はジャパンカップの前日の11月下旬である。この時期はダート競馬の本流であるアメリカからはブリーダーズカップとの間隔に余裕がないので有力馬の参戦がほとんどなく、ジャパンカップと同日に施行された2004年を除いて、土曜日開催ということもあって興業面では不振が続いた。その後、2008年より開催を1週繰り下げ舞台を阪神競馬場に移し、距離も1800mとなった。しかし右回りの阪神では外国馬はさらに敬遠するようになり、そもそもこの時期での外国馬の出走は望めないことから、国際招待制を廃止し、左回りの中京1800mに移し、名称も「チャンピオンズカップ」と改められた。