中山競馬倶楽部の肥田金一郎が1932年に創設された東京優駿競走に匹敵する競走を中山競馬場でも開催したいと考え、イギリスのグランドナショナルにならった障害競走を創設した。優勝賞金は東京優駿と同じ一万円としたところに意気込みを感じさせた。しかし障害戦は平地で限界を見せた馬が出走することが多く、故障を恐れて少頭数となることもあって人気は東京優駿を越えることはできなかった。
その後春と暮れの障害馬の目標として定着化していたが、1999年障害競走改革のためのグレード制が導入され、中山大障害はJ・GIと格付けされた。また実力差が出やすいように馬齢別定量戦となり、春季開催は中山グランドジャンプと名を変え、暮れのみの開催となった。2011年からは国際競走となり8頭までの外国調教馬が出走できる。