スプリンターズステークス
Sprinters Stakes
『スプリンターズステークス』は1967年に創設された。当時の競馬界はまだまだ長距離偏重で、3歳以上の馬によって争われる唯一の1200mの重賞競走であった。開催時期は春から秋をさまよっていたが、1981年より2月から3月に時期が移行。1984年グレード制発足後はG3に格付けされたが、1987年にはG2に昇格。そして1990年にはG1となり、12月の有馬記念の前週に行われるようになった。2000年にはスプリント路線見直しのため、暮れから10月上旬に開催時期が移行した。開催時期、負担重量などは度々変更されているが、改修工事の影響で東京で施行された1988年と新潟で施行された2002年を除いて、一貫して中山競馬場の1200mで行われており、文字通り最良のスプリンター決定戦として定着している。1994年よりJRAが選出した外国馬も出走できる。
中山1200mは外回りコースを使用する。スタートして緩く右にカーブしながら坂を下り、鋭い4コーナーを回ると、直線の急坂が待っている。日本ではここ中山以外に存在しない独特のコースである。