ジェンティルドンナ成績
ジェンティルドンナの画像
画像提供 競馬写真PULS
2009/2/20生 
牝  鹿毛
父:ディープインパクト 母:ドナブリーニ (by Bertolini)
生産者:安平 ・ノーザンファーム(JPN)
馬主:(有)サンデーレーシング
調教師:石坂正(栗東)

・中央所属時成績
2歳時 2戦 1勝
3歳時 7戦 6勝 桜花賞 優駿牝馬 秋華賞 ジャパンカップ
4歳時 4戦 1勝 ジャパンカップ
5歳時 6戦 2勝 ドバイシーマクラシック(UAE G1) 有馬記念
中央通算 19戦10勝
全通算 19戦10勝
[解 説]当HPでは漢数字の馬齢は旧年齢表記、算用数字の馬齢は満年齢表記
 ジェンティルドンナは2009年2月20日、北海道安平のノーザンファームにて生まれた。父ディープインパクトは通算14戦12勝。史上2頭目の無敗の三冠馬であり、天皇賞・春、宝塚記念、有馬記念を含めGI7勝した日本競馬史上最強馬の一頭である。競走成績だけなく繁殖成績も素晴らしく、無敗の三冠馬コントレイルをはじめ2020年までに6頭のダービー馬を輩出するなど父サンデーサイレンスに伍する成績を残している。
 母ドナブリーニは英国産馬で英GIチェヴァリーパークステークスを含む11戦4勝。ノーザンダンサー3×4の強いインブリードを持ち、血統と気質から短距離戦を中心に使われた。引退した2006年にノーザンファームの吉田勝己氏によって1億2000万円で落札され繁殖入りした。1番仔のドナウブルーは2012年の京都牝馬Sと関屋記念を制している。ジェンティルドンナは2番仔であった。  2歳の秋、ジェンティルドンナはノーザンファームの馬主クラブであるサンデーレーシングの持ち馬として姉ドナウブルーと同じ栗東の石坂厩舎に入厩した。ちなみにジェンティルドンナとはイタリア語で貴婦人を意味する。11月の京都の新馬戦をMデムーロ騎乗で初出走。ここは不良馬場に脚を殺され後方から届かず2着に敗れたものの、阪神の未勝利戦はメンディザバル騎手を鞍上に後続を突き放して初勝利を挙げて2歳を終えた。
 3歳となった2012年は重賞のシンザン記念に出走した。未勝利を勝ったばかりの牝馬をいきなり牡牝馬混合重賞にぶつけたのは、石坂師がジェンティルドンナの素質を高く評価し、勝てなくても2着に入れば賞金が加算されると踏んだからだ。さすがに牝馬では荷が重いと思われたのか2番人気であった。それでもCルメールを鞍上にややもたつきながらも直線を抜け出し、後続に1馬身1/4差をつける完勝。目論見通り獲得賞金を積み上げた。しかし次走のチューリップ賞は発熱の影響で体調が万全でなく、岩田騎手を鞍上に4着に敗れ、桜花賞の優先出走権は獲得できなかった。
 第72回桜花賞は晴良馬場の阪神競馬場で開催された。この桜花賞の主役とされたのはジェンティルドンナではなく、同じノーザンファームで生を受けたジョワドヴィーブルであった。この覚えにくい名前の馬は前年の阪神ジェビナイルフィリーズを制した2歳女王であり、その父はディープインパクト、母は二冠牝馬ブエナビスタを生んだビワハイジと血統的にもファンの認知度も高かった。しかも前走のチューリップ賞でもジェンティルドンナに先着しており1番人気に支持された。ジェンティルドンナは2番人気ではあったものの、陣営は体調や馬場が問題なければ、ジェンティルドンナは勝てると考えていた。鞍上の岩田騎手は中団の後ろの位置取りし、阪神の長い直線で矢を放たれたように伸びるとヴィルシーナの追撃を振り切って優勝した。
 第73回オークスは晴良馬場の東京競馬場で開催された。岩田騎手が騎乗停止中のため川田騎手に手替わりした。ジェンティルドンナは桜花賞を下回る3番人気であった。これは母ドナブリーニが短距離馬であったこと、またジェンティルドンナ自身も1600mしか使われておらず、2400mという距離を初めての東京で折り合えるのか不安視されたからだ。しかしそんな不安は杞憂に終わった。速い流れの後方待機策が的中し、2着ヴェルシーナに5馬身差をつけて完勝した。時計は従来のレースレコードを1.7秒更新する2分23秒6で牝馬二冠を達成した。
 夏を無事に越したジェンティルドンナは3歳秋の初戦をローズSで迎え、後続を寄せ付けることなく完勝した。
 第17回秋華賞は曇・良馬場の京都競馬場で開催された。ジェンティルドンナは牝馬三冠レースで初めて1番人気、それも単勝支持率61%の圧倒的な人気であった。この人気に緊張したのか、返し馬で落馬するアクシデントがあったが、無事にスタートを切って中団につけた。向正面で最後方にいたチェリーメドゥーサが一気に加速し先頭に躍り出た。戸惑う後続馬を尻目にチェリーメドゥーサは後続に大きな差をつけて4コーナーを回った。逃げ切られるか、と場内が騒然とする中、ジェンティルドンナと桜花賞、オークスともに2着のヴィルシーナが馬体を合わせて追い込んできた。残り200mでチェリーメドゥーサの脚が止まり、2頭のたたき合いが続いた。ヴィルシーナに一度は支わされたものの腰を落とした独特のフォームで追う岩田騎手に促されてジェンティルドンナは差し返し、ハナの差先着し優勝した。史上4頭目の牝馬三冠馬となり、父ディープインパクトと親子二代の三冠馬となった。逆にヴィルシーナは牝馬三冠レースを全て2着という無念の結果になった。ジェンティルドンナの次走は、牝馬限定のエリザベス女王杯ではなく牡馬の強豪が集結するジャパンカップと発表された。結果的に、ジェンティルドンナが牝馬限定戦に出走したのは秋華賞が最後となった。
 第32回ジャパンカップは晴・良馬場の東京競馬場で開催された。1番人気は前年の三冠馬であり、この年の凱旋門賞であわやの2着に敗れたオルフェーヴルであった。2番人気はシンガポールのクイーンエリザベス2世カップに優勝したルーラーシップ。ジェンティルドンナは3番人気であった。他にも天皇賞馬トーセンジョーダンビートブラックジャガーメイルエイシンフラッシュ、それに凱旋門賞でオルフェーヴルを破ったソレミヤも出走していた。のちに天皇賞・春を連覇するフェノーメノを含め、17頭全て重賞勝ち馬という豪華な出走馬となった日本の三冠馬同士の対決は第4回のミスターシービーシンボリルドルフ以来で、牡馬と牝馬の三冠馬が激突するのは初めてであった。レースは想像を越えた激烈なものとなった。大方の予想通りビートブラックが逃げ、ジェンティルドンナはその3番手を追走した。その後4コーナーで脚のなくなったビートブラックと中団から進出してきたオルフェーヴルに挟まれて行き場をなくしてしまった。しかしジェンティルドンナはオルフェーヴルを弾き飛ばすようにしてこじ開けて進路を確保。その後もジェンティルドンナはオルフェーヴルに馬体をぶつけながらもゴールまで激しいたたき合いを演じ、ついにハナの差オルフェーヴルに先着した。オルフェーヴルは接触で何度も失速しており、審議の対象となったが、20分に及ぶ審議の結果はジェンティルドンナはおとがめなしとなった。しかし鞍上の岩田騎手は騎乗停止処分を受けた。陣営は秋は3戦のみと決めていたため、有馬記念は回避した。牝馬三冠馬が牡牝馬混合GIを勝ったのは史上初のことであり、当然のことながら最優秀3歳牝馬とジャパンカップ優勝が評価されて年度代表馬に選出された。
 2013年4歳となったジェンティルドンナは海外に戦いの場を求めた。招待されたドバイシーマクラシックでは、4ヶ月ぶりの実戦と長距離輸送、また環境の違いもあって、最後の一伸びを欠いてセントニコラスアビーの2着に敗れた。  帰国後は宝塚記念に直行した。あのジャパンカップで見せた闘志の再現を期待されて1番人気に推された。しかし前年皐月賞、菊花賞、有馬記念を制したゴールドシップに徹底マークされ、先に抜け出されて捕らえることができず3着に敗れた。この敗北により陣営は予定していた凱旋門賞を取りやめ国内戦に専念することになった。
 秋は天皇賞・秋から始動した。ゴールドシップフェノーメノオルフェーヴルといった実績馬が回避していたので1番人気に祭り上げられた。しかし前半58秒4の超ハイペースの2番手につけたことで末脚をなくしてしまい、後方待機策をとっていたジャスタウェイに4馬身離された2着に敗れた。
 第33回ジャパンカップは晴良馬場の東京競馬場で開催された。石坂師はこのところ結果の出ていない岩田騎手を降ろし、Rムーア騎手に手綱を託した。宝塚記念で屈したゴールドシップは駒を進めてきたものの東京コースに実績がなく、またジャスタウェイは適鞍でないと判断されて回避したため、またもジェンティルドンナは1番人気で迎えられた。逃げ馬不在のメンバーの中、エイシンフラッシュがスローペースで逃げた。ジェンティルドンナは4番手で折り合った。こうなるとあとはいいタイミングで抜け出すだけだった。最後はデニムアンドルビーの猛追をハナの差振り切って優勝した。ジャパンカップを連覇した馬は史上初めてであった。  ジェンティルドンナは翌年も現役続行を表明し、休養に入った。この年はジャパンカップの1勝だけだったが、負けたレースも内容は十分だったので最優秀4歳以上牝馬に表彰された。
 2014年5歳となったジェンティルドンナはこの年もドバイに遠征を行った。久々で伸びを欠いた前年の反省から福永騎手を鞍上に据えて2月の京都記念を叩いた。圧倒的1番人気に支持されたものの直線で後退し6着に敗れた。叩き台としてはまずまずだったものの、初めて着順掲示板を外した。
 ドバイシーマクラシックはドバイのメイダン競馬場芝2410mで開催された。鞍上は欧州からRムーア騎手が招集された。ジェンティルドンナは好スタート切ったものの、最初のコーナーで馬体を当てられる大きな不利があった。しかしその後中団で待機し、直線で抜け出すと今度はシリュスデゼーグルに内ラチに押し込められる不利を受けた。ムーア騎手は落ち着いて一旦後ろに下げ、外に持ち出すとシリュスデゼーグルを1馬身半差差し切って優勝した。
 帰国後は宝塚記念に出走。鞍上はオークス以来の川田騎手を迎えた。前年の雪辱とばかりにゴールドシップをマークしてレースを進めたが、目に見えない疲労があったのか直線であえいでしまい、生涯最低の9着に敗れた。  秋は前年と同じく天皇賞・秋から始動した。鞍上には南関東出身の戸崎騎手を迎えた。大敗後とはいえ底力を評価されて、皐月賞馬イスラボニータに注ぐ2番人気だった。いつものように先行し、そのイスラボニータを競り落としたものの、さほど重視していなかったスピルバーグに差し切られ2着に敗れた。
 ジャパンカップは前年に続きRムーア騎手を鞍上に迎え、3連覇を期待されて1番人気に支持された。このレースも先行したものの、良馬場とはいえ前日の雨で渋った馬場で脚を殺され、先に抜け出したエピファネイアを捕らえられず、さらにスピルバーグジャスタウェイに交わされて4着という結果に終わった。陣営はこのジャパンカップで引退するつもりだったが、2走続けての不完全燃焼な内容に不満を覚え、有馬記念に出走を表明し、同日に引退式を行うことを発表した。
 第59回有馬記念は晴良馬場の中山競馬場で開催された。ファン投票はゴールドシップに次ぐ第2位であったが、初めてとなる中山コース、連敗中であることから4番人気とGI6勝馬にしては低評価であった。鞍上には短期免許が切れたRムーア騎手に代わり戸崎騎手に委ねられた。ジェンティルドンナは最後の最後で真価を発揮した。道中3番手から抜け出すと、あとはひたすらゴールを目指し、「あんた達とは格が違う」とばかりにトゥザワールドらを抑えて優勝した。これでGI7勝となり、阪神、東京、京都、中山の中央4場に加えドバイ・メイダンの5競馬場のGIを勝つという、史上初の偉業を達成した。
 ジェンティルドンナはレース後夕暮れの中山競馬場で引退式が行われた。いつものように脚には白いバンテージを巻き、ドバイシーマクラシックの馬着を身につけたジェンティルドンナ。ただしいつもの黒ではなくピンクのメンコをつけて女子力をあげていた。
 年が明け、最優秀4歳以上牝馬と年度代表馬に表彰されたジェンティルドンナはノーザンファームで繁殖生活に入り、その表彰の馬で初年度の交配相手がキングカメハメハであると発表された。その後モーリスロードカナロアを配合し、2021年現在5番仔まで出産している。2016年顕彰馬に選定された。
 牝馬三冠に当時牡馬でも例がなかったジャパンカップの連覇を達成しただけでなく、海外遠征でも勝利し、引退レースの有馬記念も見事に勝ちきったジェンティルドンナ。5つの競馬場のGIを制したこと、頻繁な騎手の手替わりでも動じなかったこと、古馬になってから牡牝混合戦のみを戦いの場としたこと、ジャパンカップであのオルフェーヴルを馬体をぶつけながらも競り勝ったこと。いずれも牡馬顔負けの強靱な精神力がなせる業であった。その精神力は手を焼かせるような荒ぶるものではなく、あくまで走ることに向けられており、気性はとにかく素直で扱いやすいものであった。好スタートからポンといい位置をキープし、鞍上の指示通りに動き、並んでも抜かれず、馬体を当てられてもひるむことなかった。馬体はやや無骨な印象で美少女感は薄かったが、例えばオリンピックの女子アスリートのような凜とした美しさを感じた。一般に牝馬は牡馬よりも力は劣るものと認識されるが長い競馬の歴史には、圧倒的な成績を収めた牝馬が存在する。古くはハンガリーのキンツェムがそうだし、日本でもクリフジは牡馬でもいない通算全勝三冠馬だ。戦後まもなくではスウヰイスーレダクインナルビーは牡馬を圧倒したし、平成になってからはウオッカがダービーに勝っているし、ダイワスカレーット、ブエナビスタも牡馬顔負けの実績馬だ。令和になってもアーモンドアイのような牝馬の傑物が出現した。今後も牝馬の名馬は出現するだろうし、ジェンティルドンナを上回る成績を挙げる馬も出てくるであろうが、これほど環境の変化に強い堂々とした貴婦人はなかなか現れないのではないだろうか。
2020年6月7日筆
2022年4月3日加筆
競走成績
日付 競馬場 競走名 距離 馬場 頭数 人気 着順 時計 騎手 斤量 馬体重 1着馬(2着馬)
2 2011/11/19 京都 新馬 1600 17 1 2 1:41.0 M.デムーロ 54 474 エーシンフルマーク
2011/12/10 阪神 未勝利 1600 18 1 1 1:36.7 I.メンディザバル 54 470 (ヤマニンカヴァリエ)
3 2012/1/8 京都 シンザン記念【GIII】 1600 15 2 1 1:34.3 C.ルメール 54 466 (マイネルアトラクト)
2012/3/3 阪神 チューリップ賞【GIII】 1600 14 2 4 1:36.1 岩田康誠 54 460 ハナズゴール
2012/4/8 阪神 桜花賞【GI】 1600 18 2 1 1:34.6 岩田康誠 55 456 (ヴィルシーナ)
2012/5/20 東京 優駿牝馬【GI】 2400 18 3 1 2:23.6 川田将雅 55 460 (ヴィルシーナ)
2012/9/16 阪神 ローズステークス【GII】 1800 10 1 1 1:46.8 岩田康誠 54 472 (ヴィルシーナ)
2012/10/14 京都 秋華賞【GI】 2000 18 1 1 2:00.4 岩田康誠 55 474 (ヴィルシーナ)
2012/11/25 東京 ジャパンカップ【GI】 2400 17 3 1 2:23.1 岩田康誠 53 460 (オルフェーヴル)
4 2013/3/30 Meydan
(UAE)
ドバイシーマクラシック【GI】 2410 11 --- 2 --- 岩田康誠 54.5 --- St Nicholas Abbey
2013/6/23 阪神 宝塚記念【GI】 2200 11 1 3 2:13.8 岩田康誠 56 470 ゴールドシップ
2013/10/27 東京 天皇賞・秋【GI】 2000 17 1 2 1:58.2 岩田康誠 56 470 ジャスタウェイ
2013/11/24 東京 ジャパンカップ【GI】 2400 17 1 1 2:26.1 R.ムーア 55 470 (デニムアンドルビー)
5 2014/2/16 京都 京都記念【GII】 2200 12 1 6 2:16.5 福永祐一 56 478 デスペラード
2014/3/29 Meydan
(UAE)
ドバイシーマクラシック【GI】 2410 15 --- 1 2:27.2 R.ムーア 55 --- (Cirrus des Aigles)
2014/6/29 阪神 宝塚記念【GI】 2200 12 3 9 2:15.1 川田将雅 56 468 ゴールドシップ
2014/11/2 東京 天皇賞・秋【GI】 2000 18 2 2 1:59.8 戸崎圭太 56 470 スピルバーグ
2014/11/30 東京 ジャパンカップ【GI】 2400 18 1 4 2:24.0 R.ムーア 55 472 エピファネイア
2014/12/28 中山 有馬記念【GI】 2500 16 4 1 2:35.3 戸崎圭太 55 470 (トゥザワールド)
距離別実績
距離区分 1着 2着 3着 連対率 主な勝鞍
1400m未満 0.000
1400〜1900m未満 64100.833 2012桜花賞
1900〜2200m未満 31201.000 2012秋華賞
2200〜2800m未満 105110.600 2014有馬記念 2012優駿牝馬 2012ジャパンカップ 2013ジャパンカップ 2014ドバイシーマクラシック
2800m以上 0.000
芝コース通算1910410.737 
競馬場別実績
競馬場 1着 2着 3着 連対率 主な勝鞍
京都42100.750 2012秋華賞
中山11001.000 2014有馬記念
阪神63010.500 2012桜花賞
Meydan(UAE)21101.000 2014ドバイシーマクラシック
東京63200.833 2012優駿牝馬 2012ジャパンカップ 2013ジャパンカップ
通算1910410.737 

5代血統表
ディープインパクト
Deep Impact
2002 鹿
サンデーサイレンス Halo Hail to Reason Turn-to
Nothirdchance
Cosmah Cosmic Bomb
Almahmoud
Wishing Well Understanding Promised Land
Pretty Ways
Mountain Flower Montparnasse
Edelweiss
ウインドインハーヘア Alzao Lyphard Northern Dancer
Goofed
Lady Rebecca Sir Ivor
Pocahontas
Burghclere Busted Crepello
Sans Le Sou
Highclere Queen's Hussar
Highlight
ドナブリーニ
Donna Blini
2003 栗
Bertolini Danzig Northern Dancer Nearctic
Natalma
Pas de Nom Admiral's Voyage
Petitioner
Aquilegia Alydar Raise a Native
Sweet Tooth
Courtly Dee Never Bend
Tulle
Cal Norma's Lady リファーズスペシャル Lyphard Northern Dancer
Goofed
My Bupers Bupers
Princess Revoked
June Darling ジュニアス Raja Baba
Solid Thought
Beau Darling Darling Boy
Fair Astronomer
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